ライフライン復旧までの

ライフライン復旧

首都直下地震により電気やガスが止まったら、どうすべきか知っていますか?万が一に備えて正しい対処法を知っておきましょう。
また、電気やガスが止まったときのために備えておいたほうが良いものについてもご紹介します。

各ライフラインの復旧目標日数

内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気で6日、上水道で30日、ガス(都市ガス)で55日となっています。
出典:内閣府(防災担当)作成資料より

電気が止まったら

停電の範囲を確認(地域一帯なのか、自宅のみなのか)

〇 自宅のみの停電の場合は、ブレーカーが落ちている可能性があります。

ブレーカーを上げる前に、コンセントから電源プラグを抜くこと

〇 ブレーカーを上げて通電したとき、倒れたり壊れた電気製品から発火する怖れがありますので、すべてのコンセントから電源プラグを抜きましょう。

避難時は、必ずブレーカーを落とすこと

〇 避難時に停電が回復する可能性があります。その時、倒れたり壊れた電気製品から発火する怖れがありますので、避難時には必ずブレーカーを落としてください。

参考:災害時に電気・ガスが止まったらどうする?災害時の対応と事前にできる対策

電気が止まると、水道もガスも電話も使えない可能性があります

〇 断水する可能性があります。トイレの水が流せない可能性があります。また、排水処理槽が電気で動いている場合は、排水もできない可能性があります。(事前に確認することをお勧めします)

〇 ガスが使えません。(ガスの操作盤は電気で動いています)

〇 固定電話機が使えません。固定回線のWi‐fi機能が使えません。

〇 エレベーターが使えません。立体駐車場が使えません。

※ 6日間停電になることを念頭に準備が必要になります。

参考:川崎市高津区 集合住宅防災マニュアル作りガイド

ガス(都市ガス)が止まったら

震度5相当以上の地震などの非常時には、ガスメーター(マイコンメーター)の安全装置が作動して、自動でガスが止まります。

ガス臭い時は、換気をしてガス業者に連絡。火と電気の使用は絶対にしない。

ガス臭くない時は、自分で復旧作業を試みる

  1. ガスメーターの左上にある復帰ボタンのキャップを外す(キャップが付いていない場合もあります)。
  2. 復帰ボタンを奥までしっかり押して、表示ランプが点灯したらゆっくり手を放す。
  3. 約3分後、赤いランプの点滅が消えていれば、ガスが使えます。正常に復帰しない場合は、ガス事業者へお問合せください。

復旧できない場合

〇 ガスメーターで復帰作業を行なったあともガスが復帰しない場合、ガスの供給が停止している場合があります。ガス供給については、ガス会社のホームページで確認可能です。

参考:地震でガスが止まった時、どうすればいい? 対処法とNG行動

断水してしまったら

水道の元栓を閉める

〇 水道の元栓を閉めることで泥や濁った水が家の水道管に入ってきたため、過去の災害では濁った水がトイレや給湯器の中に入って故障したケースがあります。元栓を閉める時は「時計回り」です。

〇 トイレや給湯器、洗濯機の止水栓も閉めておきましょう。

参考:NHK 「断水時」気をつけてほしい3つのポイント

トイレに水を流さない

〇 排水管が壊れると、水を流した時に汚水が逆流する危険があります。

参考:NHK 災害時に断水したら…生活のポイントは

断水から復旧の際の注意(元栓の開栓・屋内配管の確認)

〇 元栓開栓前に、台所や浴室などすべての水栓(蛇口)を『閉』にしてください。

〇 元栓をゆっくり開け、水道メータが動かないことを確認してください

〇 屋外の単水栓、洗面所などの蛇口を開き、水が透明になるまでしばらく水を出してください。

参考:TOTO 断水から初めて水を流すときの注意点

断水から復旧の際の注意(トイレはいきなり流さない)

〇 断水の復帰後は給水管内にエアーがたまります。復帰後の水圧でエアーが圧縮され、圧縮空気が器具に供給される際に衝撃(エアーハンマー)が発生する場合があります。これによりトイレ器具が破損する場合があります。(阪神大震災のとき、多数発生しました)

〇 対策としては、トイレを使用する前に、キッチンや洗面所の水栓のバルブをゆっくり開けて、エアー抜きを行ってください。

参考:LIXIL 断水の復旧後のトイレ洗浄における注意事項

下水道が流れているか、必ず確認すること

大きな地震の後は、下水管が壊れていることがあります

〇 下水管が破損しているときにトイレを使用、キッチンに水を流すと逆流してきます。

〇 集合住宅・マンションでは、一番下の階の下水が逆流します。注意が必要です。

停電の時は、下水処理場や下水道施設が動かない

(戸建ての住宅)宅地内にある汚水桝で、汚水が流れているかを確認

(集合住宅・マンション)汚水桝の確認後、下の階から下水が流れるかどうかを確認

自治体によっては、トイレを使用する前に、使用制限の確認が必要

〇 自治体によっては、自治体のホームページ、テレビ、ラジオなどで使用制限がかかっていないか確認が必要

参考:柏市 広報かしわ別冊(2022年2月15日)川崎市下水道局からのお知らせ 日ごろから考える災害時のトイレ問題

過去の震災の復旧期間

阪神淡路大震災
(1995年) 東日本大震災
(2011年) 熊本地震
(2016年) 首都直下地震
(目標数値) 電気 260万戸 466万戸が停電(東北電力管内) 48万戸が停電   6日後 3日後に約80% 約5日後に復旧完了 6日後   約3ヶ月後に復旧完了     水道 49.5万戸が断水 257万戸が断水 45万戸が断水     1週間で約57% 1週間で約9割   上水道90日 約6か月半で復旧完了 約3か月半で復旧完了 上水道30日 下水道93日     下水道30日 ガス 85.6万戸が供給停止 200万戸が供給停止(都市ガス・LPガス) 10万戸が供給停止   84日 約2か月で復旧完了 15日後に復旧完了 55日 通信 電話14日     14日   ※1 神戸新聞NEXTより https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/graph/sp/p3.shtml ※3:経済産業省「3.11の地震により東北電力で発生した広域停電の概要」(H23.9)、厚生労働省「東日本大震災水道被害状況調査報告書」(平成24年12月)、経済産業省「東北地方(被災地)のLPガス等の供給確保」「東北・関東地方の都市月等の復旧」(平成23年5月)より農林水産省作成※https://magazine.saiboupark.jp/technology/23/ ※4:中央防災会議ワーキンググループ「熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策の在り方について」(平成28年12月)より農林水産省作成https://magazine.saiboupark.jp/technology/23/ ※内閣府資料https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-asakusa/osirase/R4.2.22/raihurainn/raihurainn.pdf

電気・ガス・上下水道が使えなくなった時のための準備

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